西山産婦人科不妊治療センター[不妊一般治療・体外受精・顕微授精]

不妊治療基礎知識

PART3 受精卵・分割卵・胚移植(ET])

受精卵

前核写真

採卵をして卵が採れたらその後、精子の処理をして媒精します。その媒精から約16時間後に卵が受精したかどうかを確認します。

左の写真は前核胚期の卵です。正常受精では2個の極体と、雌性、雄性の2個の前核を認めます。前核が2個見えれば、正常に受精したとします。

異常受精
前核1つ
受精していない場合。しかし、前核が遅れて出てきたり、確認前に核の融合が起こっている時もあります。
前核3つ
2つの精子が卵の中に入ってしまった場合です。この卵は胚移植(ET)できません。

分割卵

前核期胚
前核期胚
4細胞期胚
4細胞期胚
8細胞期胚
8細胞期胚

前核期胚は媒精約16時間後の胚、4細胞期胚は媒精2日後の胚、8細胞期胚は媒精3日後の胚です。媒精2日後の4細胞期胚を移植することをday2ETと呼び、媒精3日後の8細胞期胚を移植することをday3ETと呼んでいます。胚や患者様の状態などを考慮してday2かday3かを決めます。

胚盤胞
胚盤胞

通常、day2、day3で胚移植を行うことが多いのですが、day2day3でなかなか良い結果が得られない場合に胚盤胞まで卵を培養して移植することがあります。胚盤胞まで育つ卵は質の良い卵なので妊娠率もあがるといわれています。

胚移植の種類

day2ET
媒精2日後の4細胞期胚を移植します。
day3ET
媒精3日後の8細胞期胚を移植します。
Blastocyst ET
媒精5日後頃、胚盤胞になった胚を移植します。

多胎妊娠を避けるために、胚移植(ET)できる胚の数は35歳未満の方は1個、35歳以上あるいは2回以上の治療で妊娠に至らなかった方の場合は2個となっています(平成20年/日本産科婦人科学会会告)。移植する数以上、卵が正常に分割してきたら、余った胚は凍結処理をして凍結保存します。

凍結胚移植

自然周期
自然のままの状態で薬などは使わず、排卵した後凍結胚を融解し、移植します。
ホルモン補充周期
薬を使い、内膜を良い状態にして凍結胚を融解し、移植します。

胚移植の方法

通常胚移植埋め込み胚移植
カテーテルで移植胚を吸入し、外筒を通して子宮に挿入し、胚を子宮に戻します。
この方法が困難な場合には 埋め込みと呼ばれる方法で胚移植をします。
参考文献(6)
医療法人  西山産婦人科  〒514-0103  三重県津市栗真中山町202  TEL 059-232-0123(代)  FAX 059-231-0578
Copyright © Nishiyama Clinic. All right reserved.