一般不妊治療・体外受精・顕微授精 西山産婦人科不妊治療センター

院長 西山幸江(生殖医療専門医・臨床遺伝専門医)名誉院長 西山幸男(生殖医療専門医)

三重県 津市 西山産婦人科

057-231-0123

JR / 近鉄 津駅東口より徒歩5分
契約駐車場:23台駐車スペース有り

高度不妊治療

高度不妊治療

体外受精(IVF)

体外受精とは

卵子と精子を体外で受精させる方法です。卵子を体外に取り出し、シャーレの中の卵子に精子をおき、受精を待ちます。受精を確認後、数日間培養液で受精卵を発育させたあと、子宮の中に戻してやります。受精後分割した卵を分割卵、または胚といい、胚を子宮の中に戻すことを胚移植といいます。これら一連の過程が体外受精-胚移植です。

英語では体外受精はIVF(In Vitro Fertilization)、胚移植はET(Embryo Transfer)なので、体外受精-胚移植をIVF-ETとも呼びます。

体外受精の対象になるのは

体外受精の対象になるのは、体外受精以外の治療法では妊娠する可能性が低い場合です。男性不妊も体外受精の対象ですが、程度が高い場合は顕微授精の対象となります。

  1. 卵管閉塞などの卵管障害。
  2. 精子数が少ない乏(ぼう)精子症。この場合は顕微授精となります。
  3. 子宮内膜症で高度の腹腔内癒着(ふくくうないゆちゃく)がある場合は、手術で回復するのが不可能なため、体外受精の対象となります。
  4. 夫の精子を不動化する抗精子抗体が陽性の場合。
  5. 不妊の原因が不明な場合。原因不明には、卵管采(さい)が卵子を取り込めないピックアップ障害、ならびに女性の年齢が35歳以上と高齢である場合が含まれます。

体外受精-胚移植の流れ

体外受精が一般不妊治療と大きく違うのは、その名前の通り、受精の場所を体外に設定することです。タイミング法、人工授精ともに、卵子と精子は女性の体内(卵管)で受精しますが、体外受精では、培養皿が卵管の替わりになります。このため、体外受精は、卵巣から卵子を体外に取り出す採卵から始まります。

採卵を第一段階として、次に採精⇒媒精⇒培養⇒胚移植という5つの段階を踏みます。

体外受精-胚移植の流れ
  1. 採卵/経腟超音波検査で卵巣を観察しながら、卵胞という袋から、卵胞液と一緒に卵子を吸引します。
  2. 採精/夫がマスタベーションで射精した精液を洗浄濃縮して、元気な精子を準備します。
  3. 媒精/培養皿に卵子を入れ、一定数の精子をふりかけます。
  4. 培養/媒精のあとは体内環境と似た培養器の中に入れて、受精卵になるのを待ちます。
  5. 胚移植/受精卵(胚)になったことを確認後、子宮の中に戻します。
  1. 高度生殖医療が自然妊娠と大きく違うのは、受精を体外に設定することです。
  2. この時、精子を卵子の周りに置いて受精を期待するのが体外受精(媒精)、人工的に1個の精子を卵子の中に入れるのが顕微授精(ICSI)です。
  3. 体外受精と顕微授精の違いは受精の方法で、その他の過程は同じです。

受精卵の発育と胚移植(ET)

受精卵は細胞分裂を繰り返しながら発育していきます。通常、媒精から2日後に4細胞に、3日後には8細胞にまで発育します。
媒精2日後の4細胞期胚を移植することをday2ETと呼び、媒精3日後の8細胞期胚を移植することをday3ETと呼んでいます。
受精卵をどの段階で胚移植するかは、受精卵の発育や患者様の状態などを考慮して決めます。また、桑実胚(媒精4日後/16細胞期胚)、胚盤胞(媒精5日後/着床準備の整った胚)の段階で胚移植する場合もあります。

未受精卵・受精卵・分割卵
未受精卵(排卵直後)

採卵をして卵が採れたらその後、精子の処理をして媒精します。
その媒精から約16時間後に卵が受精したかどうかを確認します。

正常受精卵(前核期)

写真は前核胚期の卵です。正常受精では2個の極体と、雌性、雄性の2個の前核を認めます。

正常受精卵(2細胞期/媒精1日)
分割卵(4細胞期/媒精2日)
分割卵(8細胞期/媒精3日)
胚移植の方法

カテーテルに移植胚を吸引し、外筒を通して子宮に挿入し、子宮の中に戻します。
この方法が困難な場合には、経筋層胚移植と呼ばれる方法で胚移植を行います。

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