初めて当院不妊治療センターを受診される方から多く寄せられるご質問にお答えします。
不妊治療についてよりよくご理解いただくために、合わせて「不妊治療基礎知識」を参照ください。
妊娠を希望し、通常の性生活をもっているご夫婦が、一定期間以上妊娠しない状態を不妊症(sterility)といいます。一定期間とは日本の定義では2年以上となっていますが、最近では、1年以上妊娠しなければ不妊症とする考え方が主流になりつつあります。女性は年齢が高くなるに従い、妊娠率が低くなっていきます。30代で結婚された方や35歳以上の方は、出来るだけ早く不妊治療専門医を受診するのがいいでしょう。
詳細は 「不妊治療基礎知識 PART1 不妊症とは」
前はほとんどが女性に原因があるといわれていましたが、研究が進むに従い男性に原因があるケースが多いとわかってきました。最近では約60%が女性側に、約40%が男性側に原因があるといわれています。
詳細は 「不妊治療基礎知識 PART1 不妊症とは」
女性側の主な原因には、
男性側の原因のほとんどは精子数が少ない、精子の奇形率が高い、運動率が低いなど精子のトラブルです。また、ご夫婦のどちらにもはっきりした原因がみつからない場合もあります(機能性不妊)。
詳細は 「不妊治療基礎知識 PART1 不妊症とは」
不妊症を正しく理解していただくためにも、ご夫婦で受診するのがいいでしょう。ただし、当院の場合、ご主人の精液検査は初診時以後に日を改めて受けていただくことが多いので、初診は奥様だけが受診されても結構です。
検査スケジュールからいって月経の直後がいいでしょう。無理な場合はご都合次第で結構ですが、月経中は避けたほうがいいでしょう。
月経周期に合わせて一番良い時期にタイミングよく基本的な検査を行っていきます。その上で必要に応じて精密検査を行うことがあります。
詳細は 「不妊治療基礎知識 PART1 不妊症とその検査」
不妊治療は大きく一般不妊治療と生殖補助医療に分けられます。一般不妊治療には、性交指導(タイミング指導)、薬物療法(排卵促進、黄体機能不全の改善)、排卵誘発、人工授精(AIH)などがあります。生殖補助医療とは体外受精、顕微授精を指します(ともに凍結胚移植を含む)。通常は一般不妊治療から始め、一般不妊治療での妊娠が難しいと診断された場合に、体外受精や顕微授精にステップアップします。しかし、原因によっては治療の最初から体外受精や顕微授精による治療が必要な場合があります。不妊の原因はご夫婦によって異なり、それぞれに合った最適な治療法を選択することが重要なのです。
詳細は 「不妊治療基礎知識 PART1 不妊症とその検査」
当院では医学的な不妊治療に加えて、アロマセラピー(芳香療法)・心理療法・音楽療法などの代替医療を取り入れ、患者様が心身のリラクゼーションを得ることが出来るように努めています。合わせて「食で不妊を治す」ことを目標においた栄養指導を行っています。
当院の場合、昭和59年11月1日の開院から平成22年5月末までの通算のデータで、新しい患者様の総数7296名のうち4010名が妊娠され、妊娠成功率は54.9%となっています。
治療法の詳しい内訳については、「当院治療実績」を参照ください。
妊娠後に流産してしまい、結果的に赤ちゃんが授からない場合は不妊症とはいわず、せっかく妊娠しても赤ちゃんが育たないという意味で「不育症」といいます。とくに3回以上流産を繰り返す場合を習慣流産といいますが、流産を2回経験すると3回目の妊娠で赤ちゃんを得る確率はやや低下します。流産を経験した方は早めにご相談ください。