一般不妊治療・体外受精・顕微授精 西山産婦人科不妊治療センター

院長 西山幸江(生殖医療専門医・臨床遺伝専門医)
名誉院長 西山幸男(生殖医療専門医)

NEW INFOMATION OF INFERTILITY

クリニック便り

2022年10月号

テーマ 保険適用開始から6か月

不妊カウンセラー部門 より

はじめに

大型の台風14号が日本を縦断して大きな被害が各地で起きています。
慌てないためにも、過去の教訓を生かし安全に避難する方法と行動手順を日頃から考えていく必要があります。
「命を守る行動をとってください」と報じられるニュースは今までになく多く、気候変動の影響は年々大きくなっています。今からでもできる温暖化抑制のためにできることをみんなで考えていきたいものです。コロナの感染症もインフルエンザ感染と同じような扱いになってきています。重症化リスクのある人たちには不安が続きますが一人一人が感染予防に気をつけて社会全体が良くなるといいですね。

不妊治療の保険適用

さて、令和4年4月より不妊治療の保険適用が始まって6か月たちました。
厚労省の通達が3月31日まで届かないこともあり開始時は患者様にもご不便をおかけしていました。保険で使える薬が全国的に不足し確保のために苦労もありました。お薬の確保には現在も製薬会社の情報にアンテナを張り日々頑張っています。患者様にとって保険適用により高額といわれた治療が受けやすくなったというメリットはありますが国の特定不妊治療助成金がなくなりすべてがいいわけではありません。現在は保険適用の縛りの中で妊娠率が下がらないように緊張の日々が続いています。
妊娠を望む患者様に年齢制限のない助成が少しでもできるといいのですが、妊娠年齢の壁は難しい現実なのかもしれません。
しかし、43歳を過ぎて妊娠し出産された方は当院でも見えます。保険適用ではないので自費での治療です。患者様に喜びのお知らせができるようにこれからも頑張っていきます。

日本不妊カウンセラー学会認定カウンセラー 西山純江
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