一般不妊治療・体外受精・顕微授精 西山産婦人科不妊治療センター

院長 西山幸江(生殖医療専門医・臨床遺伝専門医)
名誉院長 西山幸男(生殖医療専門医)

一般不妊治療

一般不妊治療

当院一般不妊治療の特徴

不妊原因に応じて多様な治療法を組み合わせます。
体にやさしい方法で成熟卵子の排卵を促します。
ホルモン量の計測と超音波検査で排卵時期を正確に予測します。
経験を積み重ねてきた高度生殖医療の実績を反映させた治療法を取りいれています。

半数弱のご夫婦が一般不妊治療で妊娠しています

一般不妊治療はタイミング法・人工授精が中心になります。現在、不妊治療は、顕微授精に象徴されるように飛躍的に進歩しています。しかし、すべてのご夫婦に高度生殖医療が必要なわけではありません。
一般不妊治療で妊娠される方の割合は、当院の治療成績では、かつては60~70%でしたが、近年は高度生殖医療(体外受精等)で妊娠される方が増えたため、一般不妊治療で妊娠される方の割合は40%台と減少傾向です。

多様な治療法を組み合わせます

不妊治療の目的は「妊娠」です。このため、1日も早く妊娠できる方法を組み合わせます。 たとえば、排卵障害がある場合には、排卵を整える治療を行いながら、タイミング法や人工授精を行います。排卵障害という基礎的なトラブルへの治療と、タイミング法・人工授精など、妊娠を直接助ける治療を並行して行うわけです。
但し、排卵障害といっても、卵巣の働きに問題のある排卵障害と、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)による排卵障害では、使う薬は違います。
このため、検査でしっかり原因を確かめ、確かな診断を行ってから治療が始まります。
不妊治療はそれぞれのご夫婦に合わせたオーダーメイド治療であり、さまざまな治療法を組み合わせます。

患者様の体にやさしい治療を心がけています

妊娠の成功を急ぐあまり、患者様の体に負担がかかりすぎては、本末転倒というものです。
体外受精では、多胎妊娠(双胎以上の妊娠)を防ぐために、子宮内に移植する胚(受精卵)の数は原則1個です。年齢の高い方など治療を急ぐ必要のある方でも、2個までとなっています。
一方、一般不妊治療では、ときに排卵促進剤による過排卵と多胎妊娠が起こることがあります。双胎(双子)であってもリスクが高い場合があり、多胎妊娠はできるだけ防がなければなりません。
当院では排卵促進剤の使用法および使用量には十分の配慮をし、多胎妊娠の防止に努めています。
当院では多胎妊娠の防止のみならず、すべての患者様に、心身の負担ができるだけ軽減される治療法を心がけています。

一般不妊治療には一定の条件があります

一般不妊治療はタイミング法・人工授精が中心になります。タイミング法・人工授精ともに、女性の体内(卵管)で卵子と精子が出会い、受精するのを助ける方法です。このため、いくつかの条件があります。
女性では、卵管の通過障害がないことが必須条件です。男性の場合は、タイミング法では男性不妊(精液異常)がないこと、人工授精では精液異常があっても、人工授精が可能な程度の軽症であることが重要な条件です。

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