厚生労働大臣が認める高度な医療技術や治療法のうち、その有用性や安全性が実証されれば、いずれ公的医療保険の対象となり保険診療として普及するであろうと期待されているものです。費用は自己負担(自由診療)ですが保険診療との併用が認められています。
当院で実施している先進医療は以下の通りです。
厚生労働大臣が認める高度な医療技術や治療法のうち、その有用性や安全性が実証されれば、いずれ公的医療保険の対象となり保険診療として普及するであろうと期待されているものです。費用は自己負担(自由診療)ですが保険診療との併用が認められています。
当院で実施している先進医療は以下の通りです。
胚を培養器に入れたまま、観察と培養を行える培養システムです。胚を培養器から取り出す必要がないため胚へのストレスが軽減され良好な胚発育が期待されます。また、胚の状況を15分間隔で撮影しているため分割の様子や分割のスピードを加味しながら良好な胚を選択して移植することができます。
専用プレート(ZyMotスパームセパレーター)を用いて、良好運動精子の選択を行う技術です。この特殊なフィルターを使って回収された精子のDNA断片化率は低く、従来法に比べ、胚盤胞到達率・妊娠率が向上するとの報告があり、受精や胚発生が悪く良好な胚を得ることができない方に使用することで結果が改善される可能性があります。
EMMAは子宮内膜に存在する細菌の種類と量を測定し、バランスが正常かどうか調べる検査です。
子宮内膜の乳酸菌の割合が妊娠に大きく関わっています。子宮内膜を改善する(乳酸菌の割合を上げる)ことにより妊娠率が向上します。検査結果が乳酸菌優位でない場合、適切な治療をご提案し、妊娠の可能性を高めます。
ALICEは慢性子宮内膜炎を起こす細菌を調べる検査です。
不妊症患者の約30%が慢性子宮内膜炎に罹患しています。ALICE検査では、従来の方法では特定できなかった慢性子宮内膜炎の病原菌を検出し、検出された病原菌に対する適切な治療をご提案いたします。
※EMMAとALICEは併用して実施しております。
胚移植の時期と着床のタイミングが合っているか否かを評価する検査です。
妊娠において子宮内膜が受精卵を受け入れる時期が決まっています。この受精卵を受け入れる時期を「着床ウィンドウ(Implantation Window)」といいます。つまり子宮内膜に受精卵が着床できる時間や時期には個人差があるため、適切なタイミングで胚移植を行うことで妊娠の可能性が高まると考えられています。
EMMA・ALICE・ERAの3つを同時にする検査です。
1回の検査で子宮内膜の状態をさまざまな角度から知ることができ、妊娠の可能性を高めます。
胚盤胞になるまで培養していた培養液を凍結保存し、胚移植の2日前に融解し注入する方法です。
これにより子宮内膜が刺激を受け、受精卵の着床に適した環境を作り出すことができるといわれており、妊娠率の向上が期待できる方法です。