一般不妊治療・体外受精・顕微授精 西山産婦人科不妊治療センター

院長 西山幸江(生殖医療専門医・臨床遺伝専門医)
名誉院長 西山幸男(生殖医療専門医)

胚盤胞移植

胚盤胞移植

胚盤胞移植

胚盤胞移植とは

受精卵(胚)は、最初はたったひとつの細胞です。しかし、時間の経過とともにひとつから2つへ、2つから4つへというように細胞分裂を繰り返しながら発育していきます。
胚盤胞は、子宮内膜への着床準備がほぼ整った受精卵のことをいいます。
通常、媒精から2日後には4分割胚(4細胞期)、3日後には8分割胚(8細胞期)に発育し、5日後ぐらいに胚盤胞まで発育します。
胚盤胞移植は培養期間を長くして、子宮内膜に着床する直前の胚盤胞に発育した段階で胚移植することをいいます。

胚盤胞(Day5)

胚盤胞移植の目的

妊娠率の上昇

通常の体外受精、顕微授精では、採卵から2日目に4分割胚を、3日目に8分割胚を胚移植します。この方法で妊娠する方は多数いますが、なかなかよい結果が得られない場合があります。このような場合、胚盤胞移植をすると妊娠率が上昇することがわかってきました。
胚盤胞まで育つ受精卵は質のいい卵であることが、その理由と考えられています。

多胎妊娠の予防

胚盤胞移植には、貴重な1個または2個の受精卵が子宮内膜に無事着床し、妊娠の可能性を高める目的もあります。

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