一般不妊治療・体外受精・顕微授精 西山産婦人科不妊治療センター

院長 西山幸江(生殖医療専門医・臨床遺伝専門医)
名誉院長 西山幸男(生殖医療専門医)

着床を助けるアシステッド・ハッチング

着床を助けるアシステッド・ハッチング

着床を助けるアシステッド・ハッチング

アシステッド・ハッチングとは

妊娠は、受精卵(胚)が子宮内膜に着床することで成立しますが、受精卵の周りを取り囲む透明帯の性状と働きが大きな鍵となることがわかってきました。このため、考えられたのがアシステッド・ハッチング(孵化=ふか補助)です。

アシステッド・ハッチングの目的

受精卵は、外側にある透明帯を自ら溶かしながら、子宮内膜に接着して着床します。これをハッチング(孵化)といいます。しかし、なかには透明帯が破れにくく、着床がうまくいかないことがあります。このため、あらかじめ透明帯に穴を開けたり、薄く削ってハッチングしやすくすることをアシステッド・ハッチングといいます。

レーザーによるアシステッド・ハッチング

従来、アシステッド・ハッチングは酸を使って小切開されていましたが、最近ではレーザーが使われるようになっています。従来の方法は、技術者の能力に左右される面がありましたが、レーザーによるハッチングは機械的に行われる点で、簡便に均一にできるメリットがあります。
当院では、平成19年末よりレーザーによるアシステッド・ハッチングを導入しています。レーザーでのハッチングにより妊娠された患者様も多くなり、なかなか妊娠できなかった患者様に効果的なよい方法であると確信しています。

写真は採卵後3日目に胚移植を行い妊娠した例です

アシステッド・ハッチング前

アシステッド・ハッチング後
青色の矢印がレーザーをして
透明帯を薄くした部分です。

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