一般不妊治療・体外受精・顕微授精 西山産婦人科不妊治療センター

院長 西山幸江(生殖医療専門医・臨床遺伝専門医)
名誉院長 西山幸男(生殖医療専門医)

NEW INFOMATION OF INFERTILITY

クリニック便り

2021年5月号

テーマ 思い

不妊カウンセラー部門 より

はじめに

聖火の火が街を走る明るいニュースでみんなが少し気持ちを楽にできました。
オリンピックの火が日本の空に灯り、明るいニュースになるように祈っています。

安全な新型コロナワクチンの完成を祈っています

日本の今はといえば、新型コロナ変異ウイルス感染増加で国中が疲弊しています。感染予防に万全な策もなく不安を高めています。日々の努力はしていますが感染予防の決め手となるワクチンの接種が進んでいないからです。現状はコロナ感染対応病院の医療従事者、高齢者の先行接種が始まったばかりです。該当しない医療機関をはじめ高齢者を介護する福祉関係者の接種時期は各都道府県の管理で進められているので日程は不明です。
世界争奪戦になっているワクチンですが、海外に頼り自国で開発されていません。
昨年から大阪のベンチャー企業が開発を進めていますが治験、国の審査など実用できるまでには多難の途上です。開発が遅れている原因の一つとして基礎研究の低下です。昔から日本人は基礎研究に情熱をもっていました。多くのノーベル賞受賞者が生まれたのは積み重ねた研究のたまものと思っています。 今後は初心に戻って基礎研究に予算を配分し、世界が誇る成果に官民みんなでチャレンジし希望の持てる社会に復活できることを願っています。
日本初の安全な新型コロナワクチンが一日も早く完成するように祈っています。
それまでは何とか目で見える形の互いに予防対策をしていきたいと思います。

互いにしていきたい予防対策

  • ・お出かけ時は密にならない工夫をしましょう。
  • ・手洗い、消毒、マスクの着用は今まで通り。
  • ・居住では換気に気を配り室内を清潔に保ちましょう。
  • ・睡眠時間は7時間以上、栄養面では免疫力を高めるために食事を考えていきましょう。
  • ・ビタミンCとして季節の緑黄色野菜、果物、イモ類を取り入れ、
    ビタミンDでは青魚、乳製品、卵、日光を浴びたキノコ類が効果的です。
  • ・亜鉛は肉・魚介・種実・穀類など多くに含まれています。
    特に多いものとしてはカキ、アワビ、納豆、アーモンドなどで粘膜を強くする効果があります。

基本的にはビタミンDは骨の健康維持に重要な必須栄養素として知られていますが、以前にお話ししましたが最近の研究では抗炎症作用や免疫調節作用、抗がん作用など多彩な効果が知られるようになりました。医学雑誌「JAMA Network Open」の発表ではビタミンDが不足している人は新型コロナウイルスに約1.8倍も感染しやすいことがわかっています。
誰もが未知のコロナに対して不安はありますが対策をしながら生活をして希望の持てる社会に進めていくことが必要と思っています。
そんな社会の一員として皆さんと一緒に頑張りたいと思っています。

日本不妊カウンセラー学会認定カウンセラー 西山純江
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